暴落相場でも利益を出した投資家は存在した!
サブプライム問題を背景として、米国の住宅バブル崩壊に始まり、フレディマックとファニーメイの2社の実質的な破綻と、リーマンブラザースの破綻により、ついには世界中で爆発的な信用収縮が起こり、世界金融危機が顕在化しはじめました。
2008年10月6日から10月10日の週は、世界の株式市場で株価が大きく下落しました。この週での日本の日経平均株価は、10月8日と10月10日には歴代上位に入る下落率を記録したのを含め5日連続で2,661円(24.33%)も下落しました。
そのような状態においても損失を出してしまうどころか、利益を出した投資家は存在しています。
そういった投資家の能力として基本的に優れている点はどこだと思いますか?
それは「リスク管理能力」です。
投資と聞くと、初心者の方ほど、何やらリスクの大きさばかりが目につくでしょう。世界金融危機といわれるほどの大相場の中において、リスクを強調されると腰が引けるのもうなずけます。しかし、私はこれは非常に素晴らしい傾向だと思います。
生きている限り、私たちの生活はさまざまなリスクに曝されています。事故や災害などのリスクなどはもちろんですが、安定した会社、職場、安全な預貯金などと思われるものにも、実はリスクがたくさんあるのです。
そういった、一見しただけでは無いように思えるリスクは、リスクの所在がはっきりしないだけに対処が難しく、「気がついたときには手遅れ」などという事態が発生してしまいます。
その点、投資のリスクはむしろわかりやすく、それだけに対処のしかたも容易です。
どのように対処するのか、つまり「リスク管理」の方法をきちんと学びさえすればよいのです。
運用のしかたもさまざまにあります。朝から晩までパソコンのモニタにかじりついて、一日のうちに何回も売買するようなデイトレードから、一週間に1,2回だけの売買、あるいは株式や債券など異なった資産からなるポートフォリオを構築して何か月に1回だけポートフォリオの資産バランスを見直すだけといった投資法もあります。運用のしかたに応じて、当然、リスク管理の方法も変わってきます。
損失は技術で防げる!
投資家にとって、リスク管理は絶対に必要です。なぜなら、投資家が運用の根拠としている条件や指標が常に信頼できるものとは限らないからです。また、ある時点では十分に信用に足るものだったとしても、すべてのものは変化するためです。
相場はサプライズで大きく動きます。サプライズなのですから、どちらに動くかはわかりません。
リスク管理とは、自分の思惑とは逆に相場が動いたときの損失を限定するものです。それによって、自分のポジションにとって好ましいサプライズを享受することができるのです。
大きく張れば大きく儲けることができますが、その分、リスク管理が難しくなります。
そこで、自分が使用できる資金とポジショニングとの関係、自由度を研究する必要があります。全力勝負は、ギャンブル以外の何物でもありません。損失は技術で防げるのです。
中長期投資は必ずしも安全ではない!
結論から先に述べると、必ずしも中長期投資がより安全だとはいえません。中長期投資にはそれなりの「根拠」があるために、よほどしっかりとしたルールを決めていないと損切りが遅れ、むしろリスクが高くなってしまうのです。
また、このことは長期投資で成功してきた人にも当てはまります。これまでの自分のやり方に自信を持っているために相場つきの変化に気づこうともしないのです。
短期売買のリスクは非常に高い!
中長期の投資がより安全だといえないとすれば、短期売買のリスクは少ないのでしょうか。株価、FXなど、どのチャートを見ても明らかなように、実際の価格は短期間でも大きくジグザグに振れるので、短期売買に徹してもリスクが減るとはいえません。
のみならず、中長期の投資がより安全だとみなす人は、時間が価格のぶれを吸収すると考えているのですから、短期売買では、その価格のぶれをもろに背負ってしまいます。
その意味でも、短期売買のリスクは非常に高いのです。
「損失」を「利益」に変える方法!
投資のリスクとは、「収益のぶれ」あるいは「ボラティリティ」のことです。
であるならば、リスクとは、リターンと同義でもあるのです。
価格は上下に動いているだけですから、自分の思いとおりにいけばリターンとなり、逆にいけばリスクとなる……これだけのことです。
すなわち、「リスク管理」とは、相場が自分の思惑とは逆にいったときの対処のしかたなのです。
つまり、短期売買に徹してもリスクが減らないということは、短期売買でも大きなリターンが狙えるということです。実際、短期間で大きな収益を残した人は、相当の速度で短期売買を繰り返しています。
リスクの分だけ値幅があるということは、それだけ大きなリターンを得ることが可能であるということなのです。
そのためにも、自分の背負っているリスクを知り、リスク管理を徹底することができれば、いままで株式投資やFXなどで被ってきた「損失」が、気がつくといつの間にか「利益」という名前のリターンに変わっているでしょう。
ナンピンで損を膨らませていませんか?
みなさんの中に、証券会社や商品先物会社の営業の方から「ナンピン買い」をすすめられた方はいませんか?あるいは、相場に勝つ秘訣はナンピンだと思っている方はいませんか?
ナンピン買いとは、買って値下がりすればさらに買い増すことです。個人でもそうですが機関のトレーダーもナンピンで消え去っていった人が多数存在します。
最初はつまらない金額の損なのです。「評価損」を「実現損」にするのが嫌だという心理が働いてナンピン買いをしてしまいます。価格に波動はつきものなので、一方向に突っ走る相場などそれほど多くはなく、無事に切り抜けられるものです。そうしているうちに、「ナンピンして我慢しさえいれば、いつか反発して浮かびあがれるもの」と思ってしまいます。癖になっていくのです。
しかし、今回の大相場のドル・円のチャートを眺めてみてください。こんな相場で買い下がっていって無事で終わった人間な何人いるでしょうか?
無尽蔵な資金があれば、問題なく買い下がっていけたかもしれません。ところが必ず資金の限界はくるものなのです。
言い切りましょう。ナンピン買いはリスクとリターンが見合わない手法なのです。
損失を利益に変える投資法!
私は22年間、証券ディーラーとして相場を生き抜いてきました。
そこで身につけたのは、リスクを回避することで、それを利益に変え、どんな相場でも常に安定したリターンを得られるという投資術です。
個人投資家の方がなかなか気がつかない。もしくは、漠然と理解はできていても実践できないかたへ、「自分の損失」=「本来得られるはずだった自分の利益」という考え方と投資法を提供します。
- 利食いを楽にしてくれる「つなぎ売り」
- 売り買い両方向のポジションを同時に抱える「両建て」
- 売り買い両建てでマーケットリスクをゼロにし、個別間のスプレッドの拡大、縮小を取りに行く「サヤ取り」
の手法を、あなただけに公開します。
この投資手法を身につけることができれば、あなたはどんな相場でもリスクを最小限にし、被るはずだった「損失」を「利益」へと変えることができるでしょう。
よく「理論的に割安感だから買いだ」と判断し購入してしまうことがありませんか?
しかし、さらに値下がりをしていくとどうでしょうか? 理論的にはますます割安になるので、買い増しの流れになっていきます。
値頃感だけで取引していると、特にボックス相場に慣れてしまっているとこの流れにハマっていくことになります。
割安感からナンピン連発していくとどうなるか。今回のような大相場で実際にチャートを利用してシミュレートしてみてください。割安で値が下がったまま眠ってしまった株がいかに多いことか! こんな相場でナンピンを繰り返していたら、資金が無尽蔵にあっても間に合いません。
「ありえないことが起こる」という考えをいつも持っていてください。
孫子の兵法に「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」という言葉があります。
「敵を知らずとも己を十分に理解すれば勝ち目も十分にあり、己を知らなくても敵を知っていれば勝ち目は少なからずある。どちらも知らなければ勝敗は天に任せるしかない」
孫子の言葉を投資に当てはめると、「相場を知らずとも自己資金・取引の性質を十分に理解すれば勝ち目も十分にあり、自己資金・取引の性質を曖昧にしたままでも相場を知っていれば勝ち目は少なからずある。どちらも知らなければ勝敗は運に任せるしかない」となります。
基本に忠実であること、これがプロ、アマを問わず相場で生き残る条件であると思います。基本があるからこその応用です。ぜひこの投資法で、正しい投資の基本を身につけましょう。

山本伸一です。
長年ディーラーをやってて感じることは、リスク管理の重要性です。
リスク管理で、一番重要なのは、素直さです。
上昇では【買い】、下落では【売り】です。
そして、行動する前に、自分なりにシナリオを作るのです。
チャート分析、ニュース・情報を分析し、どこで買い、
どこで売るのかをイメージして、はじめて行動するのです。
行動に移したら、自分のシナリオに忠実に行動します。
下手に、シナリオを変更しては絶対にいけません。
失敗は素直に認め、出直すことです。
最後に焦らない。休むも相場です。
相場は明日もあります。
この投資法で、投資のあらゆるリスクを減らせば、
あなた被るはずだった損失が、
あなたの利益に変わっているでしょう。
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